THE BLOOD BROTHERS "burn,piano Island burn"

プロデューサーといえば小室哲哉とつんく♂しか思い浮かばないというのは、
ロックファン的には、やはりいかがなものかと思います。
上記の二人を例に挙げるまでも無く、
アルバムの中でプロデューサーの占める役割は大変大きい為です。
AEROSMITHやVAN HALENをプロデュースしたアメリカン・ロックのブルース・フェアバーン。
NIRVANAやSmashing Pumpkinsをプロデュースし、garbageのメンバーでもあるブッチ・ヴィグ。
METALLICAやMOTLEY CRUEをプロデュースした世界三大ボブの一人、ボブ・ロック。
大物プロデューサーともなると、名前を見ただけで大体の路線が想像がついてしまいます。
例外的にbeastie boys,slayer,red hot chili peppers,system of a down
をプロデュースしている、リック・ルービンのような共通点の見えないケースもありますが。
今回取り上げるアルバムは、ロス・ロビンソンによるプロデュースです。
ロス・ロビンソンは、KORNの1ST,2NDアルバムやLIMP BIZKITの1STアルバムを
プロデュースした事で一躍有名になったプロデューサーです。
上記2枚のアルバムの印象が強いせいもあって、ミクスチャー系(=ラップ・メタル)の
プロデューサーという印象が強いのですが、ブレイクした直後に解散したat the drive inや、
アイオワのナマハゲ軍団SLIPKNOTを世に送り出すなど、
メタル色の濃いヘヴィ系に極めて強いプロデューサーです。
このアルバムも、上記のバンド群に見られるメタル色の濃いヘヴィ系のアルバムを予想しましたが、
ブチ切れたテンションの高さと妙な音の薄さで、ムチャクチャ感の強いヘンなアルバムにです。
声の質が近いせいもあり時折at the drive inのような雰囲気を感じさせ、
全体的な印象としては、スカスカの音と無茶苦茶高いテンションで暴れまくる
at the drive inといった感じでしょうか。
彼らの公式サイトで公開されているライブ映像を見ると、
このアルバム以前(このアルバムが3枚目のフル・アルバムのようです)の音源が公開されています。
ただ、何をやっているのか分殆どからず、本作の購入基準としては全く機能しないでしょう。
(註:2005年時点では、この映像は公開されておりませんでした。)
素人レベルの画像にも問題があるようですが、導火線が2ミリぐらいしかない
大変キレやすい方々である模様です。
この2ミリの導火線をロス・ロビンソン先生の力で7ミリぐらいにしてみました、
というのが本作のようです。
今後、彼らがブレイクする鍵は、この短すぎる導火線を長く出来るかにかかっているでしょう。
随所にセンスを感じるバンドですが、一般ウケにはやや遠い道のりがあり、
変り種のヘヴィ系に興味が無い方にオススメできるレベルではありません。
LINKIN PARKのソツの無さに物足りなさを感じるような方であれば、オススメです。
好きモノの貴方にオススメしたい、2003年春のダークホースです。
(公開時期:2003年4月)
コメント
コメントの投稿
« THE WHITE STRIPES "Elephant" l Home l Pearl Jam "JAPAN 2003" »
