TEAM SLEEP "TEAM SLEEP"

その高い実力やグラミー賞も受賞した実績とは裏腹に、
さっぱりブレイク感のないDEFTONESさん。
この伸び悩み状態が私には全く解せません。
やはり、メタル界の鬼軍曹ことテリー・デイト先生がプロデュースに関わり、
無理矢理にメタル界の明日を背負わせたのがいけなかったのでしょうか。
そんな煮え切らない世間の評価にブチ切れたのか、
ヴォーカリストのチノさんがソロワークとして始めたのがTEAM SLEEPさんです。
ところがこのTEAM SLEEPさん、デビューは随分前のことで、
マトリックスのサントラにも曲を提供し、本作が何とセカンドアルバム。
ファンの私ですらTEAM SLEEPの存在を知らなかった時点で、
DEFTONESってもう駄目じゃんと泣きそうになってしまいます。
DEFTONESにおいても「単なるヘヴィロックバンドじゃない」
と言い続け、ライヴではWeezerのカヴァーなども披露してみせるチノさん。
結果的に単なるヘヴィロックバンドより伸び悩んでいる事はともかく、
本作も単なるロックに留まらない、不思議感の強いアルバムです。
チノさん独特の浮遊感が漂うヴォーカルを軸とした、
アンビエントやポストロックの様な緩やかな暗さを醸しだしています。
ただ、DEFTONESさんとは根本的にベクトルが真逆を向いており、
おまけにチノさんのヴォーカルスタイルはむしろ
TEAM SLEEPさん方面に適していると言わざるを得ず、
「やっぱりメタルはイヤだったのか」と、
これはこれで泣きそうになってしまいます。
眠そうでいて、頭の奥の方がキリキリと研ぎ澄まされた様な
本作の雰囲気はとてもステキなのですが、
DEFTONESさんは眠ったら最後、皆に忘れられること請け合いなので、
チノさんは不眠不休で頑張って欲しいなと思いました。
(公開時期:2005年6月)
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