MOTLEY CRUE @さいたまスーパーアリーナ 2005.11.19
ヴィンス・ニールさんの復帰、トミー・リーさんの出所などを経て、
MOTLEY CRUEがオリジナル・メンバーで来日である。
『ドラムが回るよ、伝説だよ』とクルーヘッズな本店のタクヤさんにそそのかされ、
ベストアルバムで予習しつつ、ライヴに参戦となった。
とはいえ、これも時世であろうか。
スラッシャーの俺が、LAメタル総本山であるモトリー・クルーのライヴに行く。
見つめ合う東と西的な歴史的会合と言っても差し支えない。
・・・とか言えるのは軽く15年ぐらい前までの話であり、その15年間で
ヴィンス・ニールさんの体型は崩壊し、変な風に再構築され、
ミック・マーズさんは妖怪化を経て、もはや死体化が始まっている。
諸行無常が現世の定めとはいえ、悲しさを感じずには居られない。
何故なら、トミー・リーさんとニッキ・シックスさんが相変わらず格好良いからだ。
よくよく考えれば、本当に不気味なのはこっちの二人なのだが。
上野駅で高崎線へ乗り換え、さいたま新都心駅へと向かう。
長閑なローカル線の雰囲気の中で、違和感をビリビリと漂わせた
豹柄のフェイクファーコートの女と蛇模様の黒いパンツを履いた女の二人組を発見。
どうみても、クルーヘッズである。諸行無常の定めに逆らっているのは、
トミー&ニッキばかりではないらしい。
この後、会場で見かけた女性ファンにも通じる点だが、
本日の女性のお客さんは全般的にセクシーな服装がお好きの様である。
ただ、"セクシーな服装"の基準が、今の若人並みであるにも関わらず、
体付きからは大人の色気が醸し出されている為、かなりの違和感を漂わせている。
いや、大人の体型がいけない訳ではなく、大人の女性のセクシーさとは
むしろ若い女の子のソレよりもイイのではないか、と最近は思い始めている位である。
・・・大人の女性をフォローしているのか、
性的嗜好をカミングアウトしているのか分らなくなってきた。
ともかくも、'80アライヴというか、そもそも21世紀になった事にすら
気付いていないのでは、といった感じのお客さんが3割ほども居る濃い客層である。
中でも、右肩にプロテクター状のガードを着けたレザージャケットを着た
スキンヘッドのオッサンが、ぶっちぎりのMVPであった。
ライヴを見始めて9年、200ぐらいのバンドを見た自信はあるのだが、
鎧を着た客を見たのは今回が初めてである。
ステージにはサーカスのテントを模した、赤白ストライプの幕が張り巡らされ
そのテントの外側に前座であるbuckcherryさんのセットが置かれている。
まさか、あの幕の外側の薄いスペースでライヴをやらされるのか、、
と思っていたら本当に、薄いスペースだけでライヴがスタート。
彼らのライヴを見るのは初めてであったが、なかなか上手い。
歌も演奏もキチンと出来るし、曲もハードロック風でありながら、
今風ロックの要素を織り込んでいる。なかなか器用なバンドだ。
・・とか分った様な事を書いているが、実はライヴ中にグッスリと居眠りしていた。
グッスリと眠ってから、最後はLit Upで"コカイン!コカイン!"と
何か不思議な掛け合いをやって前座が終了。
20分の休憩後、モトリーさん登場のアナウンスが流れる。
きっかり20分後、客電が落ちてライヴがスタートする。
幕の手前でピエロが客を煽りセクシーなお姉さんがクネクネするや、
幕の向こう側で火柱が轟々と燃え上がり、客が一気にヒートアップする。
ヴィンスニールは殆ど歌えなくなっているとか、
演奏がグズグズらしい、といった不穏な前評判が多かったが、
カラオケではあるまいかと思うほど、ちゃんと出来ている。
Shout at the devilでスタートし、ヒットメドレー的なセットリストでライヴが続く。
サーカスをコンセプトにしているだけあって、
パイロは燃える、火花は散らす、煙は噴くの豪華なステージングである。
おまけに、冒頭でクネクネしていたお姉さんに、もう2名加えた4名のお姉さんが
実はマジのサーカス屋だったらしく、ハシゴに上りながらクネクネしたり、
縄にぶら下がってクネクネ回ったり布に絡まってクネクネ回ったりと、
一見、単なるクネクネ要員の様に見せかけながら、
シルク・ド・ソレイユ並みのパフォーマンスを見せ、華を添えている。
Live Wireで前半のハイライトを終え、一旦休憩。
ライヴ冒頭でも流れた人形劇風アニメーションが流れ
『巨乳のネーチャンがバックステージに居るので、10分ほど楽しいコトしてくる。
コレがクルーのやり方なのさ』
みたいなアナウンスが流れ10分休憩となる。
感心したのが、この休憩中にスクリーン上でカウントダウンが続いており、
10分きっかりでライヴが再開した事だ。
仕掛けが大きいせいもあるだろうが、舞台裏はかなり精密にやっている様である。
後半もヒット曲を中心に、非常にテンポ良く進む。
そして、注目のトミー・リーさんによるドラムソロの時間だ。
やはりmotoley crueといえば、回転ドラムは外せない。
ところが、ドラムは回転しそうな構造ではない普通のドラムセット。
オマケにドラムソロが、全く格好よくない。
まぁテクニックを誇るバンドでも無いし、
自己満足的なソロタイムはハードロックのお約束みたいなモンだしな、、
と思いながら見ていると、トミーさんが前に出てきて、
天井から吊るされたベルトを腰に付けて、ぴゅーんと上に飛ぶ。
飛んだ先には、小さいながらもドラムセットが。
スティールパンの様な音が出るドラムセットで軽くドラムソロを続け、
「じゃ、飛ぶわ」とか言って、今度は反対側に飛ぶ。飛んだ先に矢張りドラムセット。
今度はシンセの様な仕組みで叩く度にリズムの重なるセットだ。
再びスティールパンの方に戻り(飛び)、更にシンセの方に戻る(飛ぶ)のだが、
飛ぶ度にトミーさんが「あ”〜っ」と軽く情けない声を上げるのが面白くて仕方ない。
そして、最後にはシンセの方で火花と爆発に包まれて消える。
回転ドラムスこそ見られずじまいであったが、
とことんまで目立とうとする恐ろしい芸人魂であった。
ミック・マーズさんのギターソロタイムだけが唯一、退屈な時間であったが
最後はAnarchy In The UKまでプレイする、楽しさ盛り沢山の濃いライヴであった。
次回の来日ツアーがあれば、また見に行ってしまうと思う。
MOTLEY CRUEがオリジナル・メンバーで来日である。
『ドラムが回るよ、伝説だよ』とクルーヘッズな本店のタクヤさんにそそのかされ、
ベストアルバムで予習しつつ、ライヴに参戦となった。
とはいえ、これも時世であろうか。
スラッシャーの俺が、LAメタル総本山であるモトリー・クルーのライヴに行く。
見つめ合う東と西的な歴史的会合と言っても差し支えない。
・・・とか言えるのは軽く15年ぐらい前までの話であり、その15年間で
ヴィンス・ニールさんの体型は崩壊し、変な風に再構築され、
ミック・マーズさんは妖怪化を経て、もはや死体化が始まっている。
諸行無常が現世の定めとはいえ、悲しさを感じずには居られない。
何故なら、トミー・リーさんとニッキ・シックスさんが相変わらず格好良いからだ。
よくよく考えれば、本当に不気味なのはこっちの二人なのだが。
上野駅で高崎線へ乗り換え、さいたま新都心駅へと向かう。
長閑なローカル線の雰囲気の中で、違和感をビリビリと漂わせた
豹柄のフェイクファーコートの女と蛇模様の黒いパンツを履いた女の二人組を発見。
どうみても、クルーヘッズである。諸行無常の定めに逆らっているのは、
トミー&ニッキばかりではないらしい。
この後、会場で見かけた女性ファンにも通じる点だが、
本日の女性のお客さんは全般的にセクシーな服装がお好きの様である。
ただ、"セクシーな服装"の基準が、今の若人並みであるにも関わらず、
体付きからは大人の色気が醸し出されている為、かなりの違和感を漂わせている。
いや、大人の体型がいけない訳ではなく、大人の女性のセクシーさとは
むしろ若い女の子のソレよりもイイのではないか、と最近は思い始めている位である。
・・・大人の女性をフォローしているのか、
性的嗜好をカミングアウトしているのか分らなくなってきた。
ともかくも、'80アライヴというか、そもそも21世紀になった事にすら
気付いていないのでは、といった感じのお客さんが3割ほども居る濃い客層である。
中でも、右肩にプロテクター状のガードを着けたレザージャケットを着た
スキンヘッドのオッサンが、ぶっちぎりのMVPであった。
ライヴを見始めて9年、200ぐらいのバンドを見た自信はあるのだが、
鎧を着た客を見たのは今回が初めてである。
ステージにはサーカスのテントを模した、赤白ストライプの幕が張り巡らされ
そのテントの外側に前座であるbuckcherryさんのセットが置かれている。
まさか、あの幕の外側の薄いスペースでライヴをやらされるのか、、
と思っていたら本当に、薄いスペースだけでライヴがスタート。
彼らのライヴを見るのは初めてであったが、なかなか上手い。
歌も演奏もキチンと出来るし、曲もハードロック風でありながら、
今風ロックの要素を織り込んでいる。なかなか器用なバンドだ。
・・とか分った様な事を書いているが、実はライヴ中にグッスリと居眠りしていた。
グッスリと眠ってから、最後はLit Upで"コカイン!コカイン!"と
何か不思議な掛け合いをやって前座が終了。
20分の休憩後、モトリーさん登場のアナウンスが流れる。
きっかり20分後、客電が落ちてライヴがスタートする。
幕の手前でピエロが客を煽りセクシーなお姉さんがクネクネするや、
幕の向こう側で火柱が轟々と燃え上がり、客が一気にヒートアップする。
ヴィンスニールは殆ど歌えなくなっているとか、
演奏がグズグズらしい、といった不穏な前評判が多かったが、
カラオケではあるまいかと思うほど、ちゃんと出来ている。
Shout at the devilでスタートし、ヒットメドレー的なセットリストでライヴが続く。
サーカスをコンセプトにしているだけあって、
パイロは燃える、火花は散らす、煙は噴くの豪華なステージングである。
おまけに、冒頭でクネクネしていたお姉さんに、もう2名加えた4名のお姉さんが
実はマジのサーカス屋だったらしく、ハシゴに上りながらクネクネしたり、
縄にぶら下がってクネクネ回ったり布に絡まってクネクネ回ったりと、
一見、単なるクネクネ要員の様に見せかけながら、
シルク・ド・ソレイユ並みのパフォーマンスを見せ、華を添えている。
Live Wireで前半のハイライトを終え、一旦休憩。
ライヴ冒頭でも流れた人形劇風アニメーションが流れ
『巨乳のネーチャンがバックステージに居るので、10分ほど楽しいコトしてくる。
コレがクルーのやり方なのさ』
みたいなアナウンスが流れ10分休憩となる。
感心したのが、この休憩中にスクリーン上でカウントダウンが続いており、
10分きっかりでライヴが再開した事だ。
仕掛けが大きいせいもあるだろうが、舞台裏はかなり精密にやっている様である。
後半もヒット曲を中心に、非常にテンポ良く進む。
そして、注目のトミー・リーさんによるドラムソロの時間だ。
やはりmotoley crueといえば、回転ドラムは外せない。
ところが、ドラムは回転しそうな構造ではない普通のドラムセット。
オマケにドラムソロが、全く格好よくない。
まぁテクニックを誇るバンドでも無いし、
自己満足的なソロタイムはハードロックのお約束みたいなモンだしな、、
と思いながら見ていると、トミーさんが前に出てきて、
天井から吊るされたベルトを腰に付けて、ぴゅーんと上に飛ぶ。
飛んだ先には、小さいながらもドラムセットが。
スティールパンの様な音が出るドラムセットで軽くドラムソロを続け、
「じゃ、飛ぶわ」とか言って、今度は反対側に飛ぶ。飛んだ先に矢張りドラムセット。
今度はシンセの様な仕組みで叩く度にリズムの重なるセットだ。
再びスティールパンの方に戻り(飛び)、更にシンセの方に戻る(飛ぶ)のだが、
飛ぶ度にトミーさんが「あ”〜っ」と軽く情けない声を上げるのが面白くて仕方ない。
そして、最後にはシンセの方で火花と爆発に包まれて消える。
回転ドラムスこそ見られずじまいであったが、
とことんまで目立とうとする恐ろしい芸人魂であった。
ミック・マーズさんのギターソロタイムだけが唯一、退屈な時間であったが
最後はAnarchy In The UKまでプレイする、楽しさ盛り沢山の濃いライヴであった。
次回の来日ツアーがあれば、また見に行ってしまうと思う。
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