GUNS AND ROSES @幕張メッセ 2007.07.15
5年ぶりにガンズ・アンド・ローゼズが、
というかアクセル・ローズとオマケの皆さんが日本公演である。
同行のイチコンさんに釣られてグッズ売り場へ足を踏み入れ、
これまた釣られてガンズTシャツを買ってしまう。
おかしいな、Tシャツなんか買う気なかったのに、と思いつつ
場内へ入ってみると、サポートアクトのムックさんが演奏中である。
バクチクをヘヴィにした様な音楽で、まぁ頑張っていらっしゃる。
しかし、アクセル・ローズを待ちきれない観客から物凄い野次が飛ぶ。
もう、あんなに酷い野次は藤井寺球場(注1)でしか聞いた事がない、
というぐらいの野次である。
お呼びでないのは確かにそうなんだが、ムックさんが少し気の毒である。
ムックさんのMCはそんな荒ぶるお客さんの気持ちを察してか敬語。
『もう少しやりますんで、お付き合い下さい。
宜しくお願いしまっす!』
下積み時代に居酒屋のバイトでもしてそうな感じだ。
50分程度の演奏を終え、ムックさんのライヴが終了。
・・・と思ったら、5分程で再び戻ってくる。
『BGM代わりに聞いてください!』と叫んで演奏再開。
此処まで来ると、もう純粋に気の毒である。
アクセル・ローズが来ないので、『ツナギ』をやらされている訳だ。
誰にも必要とされないアンコールを2曲こなし、
サポートアクトとして精一杯の仕事をしたムックさん。
彼らの真摯な頑張りに暖かい声援が送られたのは、言うまでも無い。
ムックさんが終わって15分ほど経った、17時40分前に
『台風による交通機関の乱れを考慮したアーティスト側からの
強い要望により、開始を30〜40分延期します』
というアナウンスが場内に響く。
裏を返せば、6時過ぎにはライヴをスタートします、という事だ。
2時間クラスの遅刻が日常的に発生する
ガンズのライヴとは思えない、明確な仕切りである。
前日のライヴも見たイチコンさんによれば、
アクセルは、かなりイイ奴になっているそうで、
やはり丸くなったのであろう。
・・・と思ってから、1時間半ほど待つ訳だが。
まぁ今日はご機嫌が今ひとつだったのであろう。
19時過ぎにライヴがスタート。
もう出てきた瞬間に観客が熱狂し、
アクセルが手を上げただけでも爆発音の様な大声援が上がる。
矢張りロック・スターたる者、このぐらいでなければなるまい。
ルックス的には、サマソニ'02での来日時よりも若干痩せている。
とはいえ、バリバリの美系だった往時の面影は何処にも無い。
声はそこそこに出ているものの、
15分ぐらいでカラータイマーが鳴ってしまう模様で
3,4曲やると裏手に引っ込む。アレは衣装替えの為じゃないな。
しかし、地味目の曲をやったり新曲をやったりして
観客の雰囲気が微妙な感じになっても、
ヒット曲をやるだけで、会場を爆発させられるのは純粋に凄い。
矢張りロック・スターたる者、このぐらいでなければなるまい。
アクセル、ギター3名、ベース1名、キーボード2名、ドラム1名の
総勢8名の大所帯になっているのだが、
変わり果てた(後に、微妙に戻った)アクセルを含めて
全員が凄いことになっている。
ドラムスが、ボブ・サッポそっくりの黒人になっていたり、
クールでスマートな雰囲気だったロビン・フィンクが
少し太った上に長髪のヒゲ面で、サザン・ロック系になっていたりと、
変な見所が盛りだくさんである。
そんなオマケの皆さんが、
中盤で順にソロタイムを割り振られている。
キーボードのディジー・リードさんが(相対的な意味での)古株として
貫禄の腕前を見せた以外は、ほぼ飛び道具の見本市だ。
エックスの、そう、
スッピンになったら教祖様に『アゴ』呼ばわりされちゃったTOSHIが
ヴォーカルだった、あのエックスのリフを弾いたり(注2)、
ギリギリ歪んだギターで『君が代』を弾いたりと、
『あぁ、フリータイムって言われて、"フリー"を完璧に誤解したね』
という珍しいソロタイムが連発される。
良い味だしてるなぁオマケの皆さん。
ま、セットリストはほとんど予想通りであったが、
ギターとドラムスに音を絞ったDon't Cryはちょっと珍しかった。
アンコールは、チャイニーズ・デモクラシーとマダガスカル、という
この10年、ほぼ毎年のペースでリリース時期が噂され、
その度にデマとして終わってきた幻の新譜
"チャイニーズ・デモクラシー"から2連発。
アレは、永遠にリリースされない方が面白いんじゃないだろうか。
ラストは、いつもどおりパラダイス・シティ。
紙吹雪が舞い飛び、炎が吹き上がり、火花が降りそそぐ、
という実にハードロックらしい最後であった。
アクセル・ローズが本当に格好良かった
15年ぐらい前に初めて彼を見た。本当に格好良かった。
その後のアクセルは失速する一方だと思っていたが、
今回のライヴを見て少し考えた。
ガンズの名曲と、あの華がある限り、
アクセル・ローズはずっと安泰であろう。
問題は、この先アクセルが老化していく事だけだと思ったが、
70過ぎでヨタヨタになりながらパラダイス・シティを歌う彼と
ソレを見守る観客を想像してみたら、
それは生前のジャイアント馬場の様な光景だった。
言うなれば、ショウマンの最も幸せな老後である。
がんばれアクセル。貴方の将来は光に満ちている。
注1:
今は無き近鉄バッファローズの、かつてのホームグラウンド。
一升瓶を持って激高したオッサンが、
外野席より安全な筈の内野席に普通に居る、
という阪神甲子園球場を遥かに凌ぐ危険地帯。
ちなみに、近鉄バッファローズの名物『いてまえ打線』の
『いてまえ』は非常に汚い関西弁で、標準語では『殺せ』に近い。
NHKのアナウンサーが普通に『いてまえ打線が爆発』
とか言っていたが、幼心にいかがなものか、と思っていた。
注2:
let me,forget・・ みたいな歌の部分。
何だっけ、あの曲。
というかアクセル・ローズとオマケの皆さんが日本公演である。
同行のイチコンさんに釣られてグッズ売り場へ足を踏み入れ、
これまた釣られてガンズTシャツを買ってしまう。
おかしいな、Tシャツなんか買う気なかったのに、と思いつつ
場内へ入ってみると、サポートアクトのムックさんが演奏中である。
バクチクをヘヴィにした様な音楽で、まぁ頑張っていらっしゃる。
しかし、アクセル・ローズを待ちきれない観客から物凄い野次が飛ぶ。
もう、あんなに酷い野次は藤井寺球場(注1)でしか聞いた事がない、
というぐらいの野次である。
お呼びでないのは確かにそうなんだが、ムックさんが少し気の毒である。
ムックさんのMCはそんな荒ぶるお客さんの気持ちを察してか敬語。
『もう少しやりますんで、お付き合い下さい。
宜しくお願いしまっす!』
下積み時代に居酒屋のバイトでもしてそうな感じだ。
50分程度の演奏を終え、ムックさんのライヴが終了。
・・・と思ったら、5分程で再び戻ってくる。
『BGM代わりに聞いてください!』と叫んで演奏再開。
此処まで来ると、もう純粋に気の毒である。
アクセル・ローズが来ないので、『ツナギ』をやらされている訳だ。
誰にも必要とされないアンコールを2曲こなし、
サポートアクトとして精一杯の仕事をしたムックさん。
彼らの真摯な頑張りに暖かい声援が送られたのは、言うまでも無い。
ムックさんが終わって15分ほど経った、17時40分前に
『台風による交通機関の乱れを考慮したアーティスト側からの
強い要望により、開始を30〜40分延期します』
というアナウンスが場内に響く。
裏を返せば、6時過ぎにはライヴをスタートします、という事だ。
2時間クラスの遅刻が日常的に発生する
ガンズのライヴとは思えない、明確な仕切りである。
前日のライヴも見たイチコンさんによれば、
アクセルは、かなりイイ奴になっているそうで、
やはり丸くなったのであろう。
・・・と思ってから、1時間半ほど待つ訳だが。
まぁ今日はご機嫌が今ひとつだったのであろう。
19時過ぎにライヴがスタート。
もう出てきた瞬間に観客が熱狂し、
アクセルが手を上げただけでも爆発音の様な大声援が上がる。
矢張りロック・スターたる者、このぐらいでなければなるまい。
ルックス的には、サマソニ'02での来日時よりも若干痩せている。
とはいえ、バリバリの美系だった往時の面影は何処にも無い。
声はそこそこに出ているものの、
15分ぐらいでカラータイマーが鳴ってしまう模様で
3,4曲やると裏手に引っ込む。アレは衣装替えの為じゃないな。
しかし、地味目の曲をやったり新曲をやったりして
観客の雰囲気が微妙な感じになっても、
ヒット曲をやるだけで、会場を爆発させられるのは純粋に凄い。
矢張りロック・スターたる者、このぐらいでなければなるまい。
アクセル、ギター3名、ベース1名、キーボード2名、ドラム1名の
総勢8名の大所帯になっているのだが、
変わり果てた(後に、微妙に戻った)アクセルを含めて
全員が凄いことになっている。
ドラムスが、ボブ・サッポそっくりの黒人になっていたり、
クールでスマートな雰囲気だったロビン・フィンクが
少し太った上に長髪のヒゲ面で、サザン・ロック系になっていたりと、
変な見所が盛りだくさんである。
そんなオマケの皆さんが、
中盤で順にソロタイムを割り振られている。
キーボードのディジー・リードさんが(相対的な意味での)古株として
貫禄の腕前を見せた以外は、ほぼ飛び道具の見本市だ。
エックスの、そう、
スッピンになったら教祖様に『アゴ』呼ばわりされちゃったTOSHIが
ヴォーカルだった、あのエックスのリフを弾いたり(注2)、
ギリギリ歪んだギターで『君が代』を弾いたりと、
『あぁ、フリータイムって言われて、"フリー"を完璧に誤解したね』
という珍しいソロタイムが連発される。
良い味だしてるなぁオマケの皆さん。
ま、セットリストはほとんど予想通りであったが、
ギターとドラムスに音を絞ったDon't Cryはちょっと珍しかった。
アンコールは、チャイニーズ・デモクラシーとマダガスカル、という
この10年、ほぼ毎年のペースでリリース時期が噂され、
その度にデマとして終わってきた幻の新譜
"チャイニーズ・デモクラシー"から2連発。
アレは、永遠にリリースされない方が面白いんじゃないだろうか。
ラストは、いつもどおりパラダイス・シティ。
紙吹雪が舞い飛び、炎が吹き上がり、火花が降りそそぐ、
という実にハードロックらしい最後であった。
アクセル・ローズが本当に格好良かった
15年ぐらい前に初めて彼を見た。本当に格好良かった。
その後のアクセルは失速する一方だと思っていたが、
今回のライヴを見て少し考えた。
ガンズの名曲と、あの華がある限り、
アクセル・ローズはずっと安泰であろう。
問題は、この先アクセルが老化していく事だけだと思ったが、
70過ぎでヨタヨタになりながらパラダイス・シティを歌う彼と
ソレを見守る観客を想像してみたら、
それは生前のジャイアント馬場の様な光景だった。
言うなれば、ショウマンの最も幸せな老後である。
がんばれアクセル。貴方の将来は光に満ちている。
注1:
今は無き近鉄バッファローズの、かつてのホームグラウンド。
一升瓶を持って激高したオッサンが、
外野席より安全な筈の内野席に普通に居る、
という阪神甲子園球場を遥かに凌ぐ危険地帯。
ちなみに、近鉄バッファローズの名物『いてまえ打線』の
『いてまえ』は非常に汚い関西弁で、標準語では『殺せ』に近い。
NHKのアナウンサーが普通に『いてまえ打線が爆発』
とか言っていたが、幼心にいかがなものか、と思っていた。
注2:
let me,forget・・ みたいな歌の部分。
何だっけ、あの曲。
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