FUJI ROCK FESTIVAL '07 @苗場スキー場 2007.07.29(その2)
【上原ひろみ〜HIROMI'S SONICBLOOM 15:40− @orange court】
雨に降られて回り道をしたせいで、
オレンジコートへついてみると、すでにステージが開始していた。
上原ひろみさんは、最近のジャズ界で話題の女性ピアニストだ。
ソイルとは違って純粋にジャズなので、
フジロックでは客が入らないだろうと思っていたら、
見た事もないほどに、オレンジコートへ(普通に)人が入っている。
『帰ってきたよー!☆』と叫ぶ上原さんは、
予想以上に可愛らしい感の漂う女の子だ。
曲はジャズではあるが、何かプログレっぽい。
リズムがビシッと合ったピアノの早弾きを
プログレぐらいしか知らないせいもあるだろうが、
確かにロックフェス向きである。
本降りとなってきた雨のせいか、低音が強く出すぎて音が悪いが
リズムを重視したキレの良いピアノ・ジャズを楽しく聞く。
【clammbon 17:10− @white stage】
上原ひろみさんの最後の曲を待たずに移動を始め、
ホワイト・ステージでのクラムボンを見る。
例によって、メンバーが自分でサウンドチェックをやっている。
相変わらず力の抜けたノリで、お客さんに向かって手を振ったり、
ステージに座ってお客さんを見渡したり、と気負いの無い雰囲気だ。
クラムボン・ファンの間に”お約束”があるのか、
多くのお客さんがシャボン玉を飛ばしている。
綺麗だとは思うが、こういう予定調和のノリが個人的には嫌いだ。
定刻にメンバーが登場し、
ドラムスがぽちっと何らかのテクノ機材を起動すると
新譜の"Bass,Bass,Bass"のインストがスタートする。
メンバー一同、ジャネット・ジャクソンみたいなマイクを着けて
楽器を弾かずに踊りながら歌う。
5,6回クラムボンのライヴを見たが、コレは珍しい。
そして、俺的にはあまり嬉しくない。
mice paradeのサポートアクトとして出演した際のライヴは、
音響系によった素晴らしいライヴであったが、
今回のライヴはポップな曲が並んだウケの良いセットリスト。
セットリストを弄るとずいぶんバンドのイメージが変わるもので、
今回のセットリストは一般にイメージされる『クラムボンっぽい』
曲が多かったように思う。
【battles 18:50− @white stage】
今回のフジロックで、周りに居合わせたお客さんが
話題にしている事が多かったバンドが、MIKAとこのバトルスだった。
俺が2年前に初めてbattlesを見たときは、
Prefuse73のサポートアクトだったのだが、
とうとうフジロックのホワイトステージに夕方出演して、
満座のお客さんが集められる程のバンドになってしまった。
いや凄いなぁ、ドラマーが元HELMETなのに。
ステージ中央前方にドラムセットが配置されているが、
相変わらずハットの位置が物理的に凄く高い。
そして、ステージへ向かって左にキーボード、
右にノートPC等やシーケンサーっぽい機材が並び、
それぞれをギターを持ったメンバーが操作する。
これに、ドラムの斜め後ろに立ったベーシストが加わった4人編成だが、
相変わらずドラムスのテンションの高さが凄い。
血管がブチ切れそうなスピードで叩くのだが、
リズムの正確さといい、粒の揃い方といい、実に良いドラマーだ。
他のメンバーも、めいめいが好き勝手に音を出しているようでいて
しっかり曲として成り立っている。
昨日のオマー・ロドリゲス・ロペス・グループもそうだが、
どうも、こういうバンドに俺は弱いらしい。
脳みそが焼き切れそうな勢いで踊りまくる。
【V∞REDOMS 20:30− @white stage】
さて、見たいバンドが目白押しであった3日目も、
いよいよ最後の見たいバンド、ボアダムスである。
4,5年前に見た、ドラムスが一斉にドラムを叩き狂う
強烈なライヴが忘れられず、再び見るに至った。
今回はドラムセットが3台並び、
EYヨ用と思しき、異様な機材が見える。
7本のギターを合体させた『もの』と、
6本のギターを合体させた『もの』が
スタッフによってチェックされている。
メンバーも各々の機材をチェックしており、
ドラムスのヨシミちゃんが、チェックを終えると
お客さんに向かって手を合わせてペコリと頭を下げたり
EYヨが素のテンションで普通に機材をチェックしていたり、
とボアダムスらしからぬ雰囲気である。
しかし、10分ほど遅れてステージが始まるや
テンションが一遍し、3台のドラムスがリズムを揃えたり
バラかしたりしながら、リズムを叩きまくり
EYヨがキチ@イじみたテンションで叫びまくったり、と
いつものボアダムスになる。
ギターを合体させた『もの』は、
各々のネックがバラバラにチューニングされており、
叩くとコードが鳴るようになっていた。
コレを、長い棒でもってEYヨが一度に4本ぐらい叩き、
合わせて3台のドラムスが一斉に叩くので雷の様な音が鳴る。
トライバル、というか異様な迫力を漂わせたステージだ。
お客さんも独特、というか
ヘヴンステージの物販から脱走してきた様なルックスの方が多く、
怪しい香りがぷんぷんする。
頭の中でぐるぐる回るようなリズムと
EYヨの動物っぽいステージアクションを見ながら、
ぐにゃぐにゃと踊り狂う。
最後は轟音の鳴り響く中、EYヨが
『ありがとー』と関西弁で一言だけ謝辞を述べ、
手を合わせてペコリと頭を下げ去っていく。
圧巻、としか言いようが無いステージであった。
ケミカルブラザーズを横に見ながら、
身支度を整えた俺は出口へ向かった。
もう十分に楽しんだ。今年も良いライヴが沢山見られた。
しかし、まだやり残した事がある。
これまでの3日間のライヴ日記に、一度も書いていない、
俺が一人で戦った、もうひとつのフジロック。
話は2日前、7月27日に戻る。
(続く)
雨に降られて回り道をしたせいで、
オレンジコートへついてみると、すでにステージが開始していた。
上原ひろみさんは、最近のジャズ界で話題の女性ピアニストだ。
ソイルとは違って純粋にジャズなので、
フジロックでは客が入らないだろうと思っていたら、
見た事もないほどに、オレンジコートへ(普通に)人が入っている。
『帰ってきたよー!☆』と叫ぶ上原さんは、
予想以上に可愛らしい感の漂う女の子だ。
曲はジャズではあるが、何かプログレっぽい。
リズムがビシッと合ったピアノの早弾きを
プログレぐらいしか知らないせいもあるだろうが、
確かにロックフェス向きである。
本降りとなってきた雨のせいか、低音が強く出すぎて音が悪いが
リズムを重視したキレの良いピアノ・ジャズを楽しく聞く。
【clammbon 17:10− @white stage】
上原ひろみさんの最後の曲を待たずに移動を始め、
ホワイト・ステージでのクラムボンを見る。
例によって、メンバーが自分でサウンドチェックをやっている。
相変わらず力の抜けたノリで、お客さんに向かって手を振ったり、
ステージに座ってお客さんを見渡したり、と気負いの無い雰囲気だ。
クラムボン・ファンの間に”お約束”があるのか、
多くのお客さんがシャボン玉を飛ばしている。
綺麗だとは思うが、こういう予定調和のノリが個人的には嫌いだ。
定刻にメンバーが登場し、
ドラムスがぽちっと何らかのテクノ機材を起動すると
新譜の"Bass,Bass,Bass"のインストがスタートする。
メンバー一同、ジャネット・ジャクソンみたいなマイクを着けて
楽器を弾かずに踊りながら歌う。
5,6回クラムボンのライヴを見たが、コレは珍しい。
そして、俺的にはあまり嬉しくない。
mice paradeのサポートアクトとして出演した際のライヴは、
音響系によった素晴らしいライヴであったが、
今回のライヴはポップな曲が並んだウケの良いセットリスト。
セットリストを弄るとずいぶんバンドのイメージが変わるもので、
今回のセットリストは一般にイメージされる『クラムボンっぽい』
曲が多かったように思う。
【battles 18:50− @white stage】
今回のフジロックで、周りに居合わせたお客さんが
話題にしている事が多かったバンドが、MIKAとこのバトルスだった。
俺が2年前に初めてbattlesを見たときは、
Prefuse73のサポートアクトだったのだが、
とうとうフジロックのホワイトステージに夕方出演して、
満座のお客さんが集められる程のバンドになってしまった。
いや凄いなぁ、ドラマーが元HELMETなのに。
ステージ中央前方にドラムセットが配置されているが、
相変わらずハットの位置が物理的に凄く高い。
そして、ステージへ向かって左にキーボード、
右にノートPC等やシーケンサーっぽい機材が並び、
それぞれをギターを持ったメンバーが操作する。
これに、ドラムの斜め後ろに立ったベーシストが加わった4人編成だが、
相変わらずドラムスのテンションの高さが凄い。
血管がブチ切れそうなスピードで叩くのだが、
リズムの正確さといい、粒の揃い方といい、実に良いドラマーだ。
他のメンバーも、めいめいが好き勝手に音を出しているようでいて
しっかり曲として成り立っている。
昨日のオマー・ロドリゲス・ロペス・グループもそうだが、
どうも、こういうバンドに俺は弱いらしい。
脳みそが焼き切れそうな勢いで踊りまくる。
【V∞REDOMS 20:30− @white stage】
さて、見たいバンドが目白押しであった3日目も、
いよいよ最後の見たいバンド、ボアダムスである。
4,5年前に見た、ドラムスが一斉にドラムを叩き狂う
強烈なライヴが忘れられず、再び見るに至った。
今回はドラムセットが3台並び、
EYヨ用と思しき、異様な機材が見える。
7本のギターを合体させた『もの』と、
6本のギターを合体させた『もの』が
スタッフによってチェックされている。
メンバーも各々の機材をチェックしており、
ドラムスのヨシミちゃんが、チェックを終えると
お客さんに向かって手を合わせてペコリと頭を下げたり
EYヨが素のテンションで普通に機材をチェックしていたり、
とボアダムスらしからぬ雰囲気である。
しかし、10分ほど遅れてステージが始まるや
テンションが一遍し、3台のドラムスがリズムを揃えたり
バラかしたりしながら、リズムを叩きまくり
EYヨがキチ@イじみたテンションで叫びまくったり、と
いつものボアダムスになる。
ギターを合体させた『もの』は、
各々のネックがバラバラにチューニングされており、
叩くとコードが鳴るようになっていた。
コレを、長い棒でもってEYヨが一度に4本ぐらい叩き、
合わせて3台のドラムスが一斉に叩くので雷の様な音が鳴る。
トライバル、というか異様な迫力を漂わせたステージだ。
お客さんも独特、というか
ヘヴンステージの物販から脱走してきた様なルックスの方が多く、
怪しい香りがぷんぷんする。
頭の中でぐるぐる回るようなリズムと
EYヨの動物っぽいステージアクションを見ながら、
ぐにゃぐにゃと踊り狂う。
最後は轟音の鳴り響く中、EYヨが
『ありがとー』と関西弁で一言だけ謝辞を述べ、
手を合わせてペコリと頭を下げ去っていく。
圧巻、としか言いようが無いステージであった。
ケミカルブラザーズを横に見ながら、
身支度を整えた俺は出口へ向かった。
もう十分に楽しんだ。今年も良いライヴが沢山見られた。
しかし、まだやり残した事がある。
これまでの3日間のライヴ日記に、一度も書いていない、
俺が一人で戦った、もうひとつのフジロック。
話は2日前、7月27日に戻る。
(続く)
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